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米国産大豆需要は引き続き好調

2007 年末には、EUおよび中国以外の大豆需要は減速の兆候があった。その後のデータは、米国大豆のメキシコへの出荷が回復し、大豆ミール輸出も10~12月期 ほどEUが圧倒的に多くはなかったことから、小康状態は一時的なものであったことを示唆している。主要輸出業者からの中国およびEUへの大豆および大豆 ミールの輸出は2007年度下半期を通じて堅調であったが、一方同10~12月期におけるその他の地域への出荷は前年レベル以下に落ち込んだ。アナリスト は、世界全体の大豆および大豆ミールに対する輸入需要の増大が1~3月期には加速されるものと予想している。これは中国の大豆収穫高減少により輸入需要が 高まったこと、EU-27の輸入需要が飼料用穀物不足により高水準で推移したこと、また他の地域での輸入需要が11月および12月の落ち込みから1月には 急速に立ち直ったことによる。

2007年度末の需要の減速が何を意味しよう と、現時点では減速見られない。この世界需要の回復は、米国および南米の大豆作付けを相当押し上げることになるか、あるいはさらに高騰が続いて需要を抑え かねないほどの価格水準となるか、ますます市場への圧力を強めている。根強い需要により2007~2008年度末までに米国産品は枯渇するだろうが、 2008~2009年度の生産は現在の予測以上となり、拡大する世界需要を満たすものと見られる。

 

USDA首席エコノミスト、今後3年の高い商品相場を予測

米 国農務省のジョー・グラウバー首席エコノミストは先週、バイオ燃料産業からの根強い需要と、中国やインドなど新興市場の堅調な消費に押されて、農業商品価 格は今後2~3年高めに推移すると語った。大豆、小麦および米の価格は今年度空前の値上がりとなり、コーン価格も12年ぶりの記録的な急上昇となった。グ ラウバー首席エコノミストは米農務省の「2008年度農業展望フォーラム」でコメントをした。

グラウバー同エコノミストは、バイオ燃料作物に向けられる作付面積の拡大が小麦などの穀物用耕作地の削減に繋がるため、バイオ燃料の「かつてない拡大」で農業市場は逼迫するものと予測した。「今後2、3年は高価格が続く」と述べた。

さらに、農家が耕作地を増やしたり収量を上げることによって全体的な生産高を増やすことができれば、長期的には価格が下落しうる点にも言及した。また、米国内の消費者用食品価格は年率3~4%で上昇すると予測した。


シェーファー農務長官、農業法案を語る

エ ド・シェーファー農務長官は先週の「農業展望フォーラム」の席で、農業法案において歳出基準を超過する財源レベルに関してはまだいかなる合意にも達してお らず、また「あらゆる財源」が見直されることを明らかにした。「政府は歳出基準を超えた財源を60億ドルとすることに同意した」とし、さらに今や焦点は財 源水準での合意を模索している両院に向けられていると述べた。下院での枠組みの取り決めは歳出基準プラス60億ドル超であるが、長官は上院の提案を受けて 論議された123億ドルという数字は「実際には歳出基準より230億ドルの超過であって….現実問題として、この農業法案ではあまりに過剰に費やしてい る」とも言い加えた。「230億ドルの超過だなど…ありえない。」同長官はまた「ブッシュ政権の予算案に含まれるものも含めてあらゆる財源」が見直されて いると言及した。

農業州出身議員たちの最近の議論は、歳出基準のほぼ90億ド ル超レベルの農業法案に対する財源確保に集中しているが、未解決の主要な問題は、上院の提案した農業災害援助計画のための財源を含めるか否か、含めるとし たらいくら含めるかという問題である。ブッシュ政権は農業災害援助計画案に対するいかなる財政支援にも反対している。

シェー ファー長官は、財源案が商品プログラムとしては巨大すぎるか、あるいは栄養プログラムとしては過大な支出が提案されているのかを問われて、政府の農業法案 提議は栄養基金、保全、エネルギーおよび特殊作物における増加分を含むものであったことを指摘した。これまでのところ下院提案の60億ドルの増加を支持し ているシェーファー長官は「数値が上方修正されることを期待する」と述べた。

農 業法案の時期に関して同長官は、議員らが「多くの様々な課題」は未解決のままでも財政援助の枠組みを受け入れることは可能だと思うと言明した。「3月から 4月には枠組みが合意され、詳細部分に取りかかっているようなら、その場合は2002年農場法案を1ヶ月延長するだろう」と長官は予測した。しかし、その 時点でいかなる枠組みもすぐ手の届くところになく、可決の見込みも低いようなら、「今年度農業法案は棚上げとなる」と語った。

 

アルゼンチン、今期初の生産見込みを発表

ア ルゼンチン農務長官は先週、今シーズン初の大豆予測を発表した。2007-08年度の大豆生産は4500万~4800万トン、平均4630万トンの見通し となる。昨シ―ズン、アルゼンチン農務長官の2月の最初の予想は4250万トン~4450万トンの間で、最終生産総量はそれよりかなり上回る4750万ト ンだった。

 

大豆油がパーム油と中国需要に押し上げられる中、大豆コンプレックスはほぼ高値引け

2 月21日の大豆コンプレックスは、大豆先物が3月の契約以外すべての新規契約で反騰したのを受けてほぼ高値で引けた。マレーシア産パーム油先物を中国が 買っているとの話題で大豆油先物は引き続き上昇、記録的高値をつけた。米農務省は今年度大豆の作付面積が2870万ヘクタールとの予想を示した。新穀大豆 が2桁の利得を掲示していることから、これは裏付けのある推定と見なされた。2008-09年度バランスシートの残りの部分に対して、米農務省は実質的に は、今月初旬に発表された10年基本見通しと同じ作付面積、収量、および使用の各予測を使用した。これによる米農務省の2008-09年度期末在庫は 460万トンで、米農務省の以前の2007-8年度期末在庫数値からは24万5000トンの上昇となった。大豆供給量が十分かについての市場の懸念は当分 の間和らぎ、価格は一時的に安定、あるいはおそらく下落することもありえる。短期的な安心は、大豆コンプレックスが今後1~2年の内に手の付けられないほ ど逼迫した状況に直面する危険性を増幅させる。3月の大豆先物は$2.94上げて$516.53で終了、5月には$2.85上げて$523.50、7月に は$3.22上げて$528.92で引けた。3月ミールは$1.21下げて終値$396.06、5月には$0.44下げて$403.66、7月ミール は$0.33上げて$408.51で引けた。3月油は$13.89上げて$1351.64、5月には$14.33上げて$1369.50、7月に は$15.43上げて$1382.50で終了した。

シカゴ相場、需給及び統計に関する表・グラフ(pdf. file)はここをクリックして下さい。

 

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